気まま日記。

ただいま、大学2年生。 "自由"と一言に言っても難しい。 けれど、1つの物の見方に捉われず自由に生きたい。 一期一会、出会いを大切に… 自分の考えを持つこと 他の考え方を尊重すること 色んな価値観に触れ、違いを愛すること をモットーに今感じていることを気ままに綴ります。 人に甘え頼ることは悪くない。 甘えられ頼られた時、応えればよい。 そんな生き方、ありかな。

来たる秋

 

夕方、買い物に行こうと外に出ると

 ふわっと金木犀の香りとともに、秋焼けの空が広がっていました。

 

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ああ、秋なのだと感じながら

八百屋に着くと

 

いちじくが売られていました。

 

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なかなかお目にかかれない、生のいちじく。

よし、これは

と思い、つい購入。

 

どうしたら調理したらいいですかねー?

と八百屋のおばちゃんに尋ねてみると

柔らかいのは生で食べるのもよし。コンポートにするのもよし。ジャムにするのもよしだよ。

 

と笑顔で返してくれました。

 

せっかくなので、ジャムにしちゃおうと

暗くなってきた帰り道

一匹のセミの鳴く声に混じって、鈴虫の音が聞こえてきました。

 

ああ、秋になってしまったのだなと

先程とは違う、感傷的な気分になってしまいました。

 

時の流れははやく

あっと言う間に飲み込まれてしまいそうになる。

そして考える。

 

君は何をやっていたのか。と聞かれたら
何とも答えられなくて、歯痒くて、

心にささくれが出来た感覚がするだろうなと。

 

 

でも、きっと人間、胸を張ってこれと言えるまでには時間がかかるのだ。

 

 

即席でやってのけたことは即席でしかない。
いつかきちんと胸が張って言えることができるまで、今を積み重ねるしかないのだ。

 

 

 うん。

自分なりの納得を経て、

来たる秋に喜びを感じつつ、愁いを噛み締めました。

 

これこそ、秋の心なのかもしれません。